
I was in Nagasaki on the 8th and 9th August.
8月8、9日は、急遽、長崎へ行くことになりました。
まずは、浦上天主堂へ。小聖堂でのコンサート。被爆マリア像を前に、コロンえりかさんの「被爆マリアに捧げる賛歌」を含む歌と齊藤享さんによる被爆ヴァイオリンと大塚裕子さんのピアノによる演奏を聴かせて頂きました。
2日間の短い滞在の間に、長崎県諫早市の円満寺さん、原爆資料館、永井隆記念館、等を訪問し、平和祈念式典が終わったあとは、東本願寺長崎教会の「非核非戦法要」にも参加させて頂きました。原爆資料館はキュレーションがとても良くなされていて、その一つ一つが心に焼き付いています。9日は朝からひどい土砂降りでしたが、平和公園での祈念式典が始まる頃には奇跡のように雨が上がり、11時過ぎの黙祷を一緒に捧げ、最後には、前日に聴いた「折り鶴」を、今度は合唱で聴かせて頂きました。
長崎教会の「非核非戦法要」には、円満寺さんとのご縁で参加させて頂くことになったのですが、原爆の焼け野原から当時の僧侶たちが拾い集めた身元の分からない沢山の遺骨がここに供養されていて、毎年9日にここで法要が行われているのだそうです。
長崎に行かねばならない理由は前からいくつかあったのですが、その大きな理由の一つとして、えりかさんから被爆マリアの歌を歌う許可を頂いていたことがありました。歌うことへの意欲を失いかけていた私に、それを深いところから取り戻させてくれたのがこの曲との出会いでした。けれども、まずは長崎に行かねば、とてもとても歌うことはできません。80年前に原爆が投下されたこの時期に、浦上教会で被爆マリア像をじかに拝ませて頂きながらえりかさんの歌を聴かせて頂き、そして現地で原爆について肌で感じ学び、戦争と平和についてあらためてよく考えさせられる機会を頂けたことは、とても貴重なことでした。
かねてからの課題が全部、この時期に突然いっぺんに叶ったことには、不思議なご縁を感じています。平和教育に熱心だった父が、空から繋いでくれたのかな、と思ったり…。
浦上天主堂の鐘が“アンジェラスの鐘”と呼ばれていたことを知って、これまで弾いていたあるハープ曲に対する解釈も変わりました。
永井博士の生き方やその言葉の一つ一つにも、あらためて心を打たれました。
心に刻んだ一つ一つを忘れずに行きたいと思います。![]()









